「映画は見ないの」
「見ない? なぜ?」
「短い人生ですもの」
およそ8分間の長回しから始まる、映画界を舞台にした映画。
ストーリーはサスペンスっぽいけれど、焦点は謎解きだの犯人探しだのではなく、あくまで映画愛と風刺と皮肉。なので、これはそういう映画だと思っていないと、あの結末にはモヤモヤしてしまうことでしょう。
さて本作、60人以上もの俳優たちが本人役でカメオ出演していることでも有名。自分はその半分、いや3分の1すら分からなかった。
とはいえ、本編を観終わった後に特典映像で確認したんだけど、奥のほうで小さく顔しか映ってない人や、後頭部しか映らない人などもいるので、全員を判別するのはまず不可能。まあ、分かる範囲だけでも十分驚きの顔ぶれなので、ストーリーそっちのけで、誰がどこに出てくるかを探すという目的で鑑賞しても楽しめるかもしれない。
単純にティム・ロビンス目当てでも問題ないでしょう。
「今こそ映画を!」