ロードショー公開時に馳 星周の小説は読みつつ、結局映画は観てなかったが、Amazon Primeにあったので…。
1998年の作品なので、そう古い訳では無いのに、歌舞伎町も新宿もだいぶ変わってしまった。歌舞伎町は表面的には相当安全で綺麗になった。
そうなる前の、ピンと張り詰めた感がある、危険な歌舞伎町を舞台に、中国系マフィアの世界をハードボイルドに描いた作品。
金城武の何処か「属していない」感じや、山本未來の見事なファムファタール感は良いんだが、芝居が全体的に良くない。監督が香港の人だからか、日本語のシーンの台詞の辿々しい感じは、椎名桔平のカツラ同様、わざとかと思ってしまうレベル。
小説のストーリーはもう忘れてしまい、面白かった記憶しか無いが、この映画も面白かった記憶だけが残り、細かい部分は忘れてしまう気がする。
