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ミステリーロード2/悪徳の街のtokyoflaneurのレビュー・感想・評価

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前作よりも遥かな田舎町が舞台。オープニングからオーストラリアの問題を扱うと宣言した感がある、西部劇のような作品。

先住民がルーツの警官、ジェイ・スワン(アーロン・ペーターゼン)は中国系女性の失踪者の捜査のため、ゴールドストーンに到着する。前作とは違い、ヨレヨレで酔っ払いになっていて、地元警官ジョッシュ(アレックス・ラッセル)はただの流れ者と思うほど。ジェイの事件は、当初はただの行方不明者の事件かと思われたが、土地を巡った汚職や犯罪、そして先住民問題が絡む複雑な事件だった。

まるで流れ者のようなジェイがゴールドストーンを訪れ、地元の問題を解決し、帰っていく、という、いわゆる西部劇のフォーマットで作られているが、様々なオーストラリアの問題を上手く描いている。

明確な汚職とは距離をおきたい、若手の地元警官を「S.W.A.T」シリーズのアレックス・ラッセルが好演。キャラクター設定が少し似ている感は否めないが…。

続編である必要はなかった感じもするが、真面目にしっかりと作られた作品。
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