佳子

ブタがいた教室の佳子のレビュー・感想・評価

ブタがいた教室(2008年製作の映画)
4.0
明けましておめでとうございます。
猪年なので、1作目は豚さん映画のレビューから🐖

新任教師が、クラスで食育をしようと豚を飼って育てて卒業前に食べるか食べないかを話し合わせたという実話ベースの映画。

「ピーちゃんを食べるの?」

名前をつけてみんなで小屋を建てて育ててきた豚を食べるか食べないかというテーマを子供達に強制したこの教育が正しいか正しくないかと聞かれたら、正しくないと思う。新任教師ゆえ、食べる為に育てる覚悟も中途半端。実際食べられない(当たり前)となったときに、下の学年に任せるか、屠殺場かという二択しか選べない状況になったことも見切り発車だったのだろうなと思う。

ただ、授業として。この映画の最後のディベート授業は素晴らしかった。
この話し合いのシーンに台本はなく、実際に豚と触れ合い育てた中で自分が考えていることを子供達が話しているそうだ。
だからこそ、迫力があり、嘘がない。
子供達が必死に自分の思いを伝え、みんなで問題を解決しようとする。
妻夫木の教師としての意見の流し方もアドリブなのに上手い。なかなか子供の話し合いを邪魔しないこういう授業はできないものだ。俳優なのに凄いなと思う。子供が本気になった授業が見られるこの映画には価値があると、私は思う。