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遠い空の向こうにのぴーとのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
5.0
ボロボロ泣いてしまった、人の優しさが沁みるぅ~お父さんの不器用な息子への愛もとても良い。

空に向かってまっすぐに昇っていくロケットが夢の象徴としてバッチリすぎるんだなぁ~、星の輝く夜空を見上げながら炭坑へ降りていくエレベーターの対比も素晴らしい。

何度も何度も繰り返す打ち上げ失敗を見てると「成功するかどうかってのは成功するまで改善を繰り返し続けたかどうか」という言葉を思い出す、あきらめてしまったらそれまでの過程もすべて『失敗』になってしまうけども成功するまであきらめなかったらそれまで爆散してきたロケットの数々はすべて失敗じゃなくて『成功に至るまでの途中経過』でしかないんだな。

脚色もあるのかもしれないけどもこれが実話ベースってのがまた良いよね~。
奇跡の物語でもあるけど、終わりゆく炭坑事業とか宇宙開発とか歴史からみると偶然彼らだったというだけでどこかで誰かが宇宙ロケットの夢へ向かうのは必然と思える。

「いつだって主人公は笑われる側だ」という歌の歌詞もあるし人を嘲り笑う側じゃなくて笑われる側でありたいね。
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