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揺れる大地のryoのレビュー・感想・評価

揺れる大地(1948年製作の映画)
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貧しさを撮るヴィスコンティ。ネオ・レアリズモ。カメラは記録の道具であり、映画は抵抗と変革の狼煙でもある。

港の喧騒。波に負けんと張り上げられる人間の声。果物売りの少年の声。

絹のスカーフを目の前にちらつかされてベッドに倒れ込む少女の眼差し。

走る恋人たちを撮るカメラの切り替えと持続する運動の感覚。ジャンプ。

嵐の浜辺に立つ女性たち。
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