CK3

炎628のCK3のレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
4.6
少年を通し一人称で体験する戦争映画
ほとんど具体的な説明もなく淡々と展開して行くストーリー。
小津カットのようなカメラ目線で語られるキャラクターの表情が我々見ている側に強烈に響く。
ビジュアル構成も素晴らしく前半の少女との出会いのシーンは透明感のある絵画のように美しい。
その反面、戦争に巻き込まれて行くにつれ目を覆いたくなるようなシーンが淡々と容赦なく続く、、

ドイツ兵に銃を突きつけられるシーンと少女との再会のシーンはトラウマ、、、

今まで見てきた戦争映画のなかでも一番強烈な作品だった。
CK3

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