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善き人のmiumiuのレビュー・感想・評価

善き人(2008年製作の映画)
3.6
マーク・ストロング出演作コツコツ追っています、こちらは序盤しか登場しないけれど、尺が短い作品の中で印象に残るなかなかいい役。(悪役ではない)

ヴィゴ・モーテンセン演じる大学教授が、過去に書いた安楽死に関する小説をヒトラーに気に入られたことから、ナチスに入党せざるを得なくなる。その後親衛隊の幹部にまで上り詰めることに。
主人公は「善き人」というより、状況に流され運命に翻弄される普通の人と感じた。
ユダヤ人の親友を何とか救おうと奮闘するのも、善人だからというより、友を思う普通の感覚。
収容所の現実を目の当たりにするラストと、そこで流れる美しい音楽が切なかった。
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