このレビューはネタバレを含みます
レクター博士の生い立ちがずっと気になっていたから、これはかなり真剣に観た。
戦争による被害者だったんだね。敵国の兵士に妹を食べられるとか、やっぱり強烈な過去を持っていたんだ。
そして、自分も気付かないうちに妹のスープを飲んでいたという事実を大人になってから明かされる…
そりゃあ精神も壊れるよね。
あのすべてを見透かしたような、独特な怖さはこの作品からは感じられなかった。
そういう意味ではアンソニー・ホプキンスの演技力の凄さを再確認した作品でもある。
このあとさらにカニバリズムを繰り返してあの怖さが形成されていくのだろうと思いたい。