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鶴亀先生
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『鶴亀先生』に投稿された感想・評価

✔️🔸『鶴亀先生』(3.1)🔸『SUPER HAPPY FOREVER』(4.0)▶️▶️

 この監督は多分堪能間違いなしと思ってると肩透かしを時たま喰らうし、我々の年代だとどんな破竹の邦人新進監督も認めない、と言うか端から観ないで、韓国や米国に比べ酷すぎると抵抗なく口にする人が殆んどだが、実はそんなことはない。バジェットや見栄えはともかく青柳でも明らかな外れも、またみすぼらしいロケ主体の、現在の映画にも思わぬ豊かさが。
 「ご自身の教育の成果を確認する為に、在京の教え子を訪ねられたのに、色々の失礼を詫びねば。が、貧苦からのリンゴ泥棒は捕まり、多大税金泥棒は世を気儘謳歌の戦後風潮を、他人までの気配り持てず、家族を護るための奮闘を、至らぬ事多くも続け頑張っている姿は、先生の教えを護ってる形」というラストの教え子が集まっての歓送会の言葉で救われはするが、大方なにかズレた感覚の作。
 嘗ての中学時かの体育教師が、自分の教えの成果を確めに上京して来るが、大方口には出さずも敬遠され(次に押し付ける、という脅しで契約をものにする保険外交員以外は。また条件いい見合い相手より近場の同じアパートの娘との、結びの神にもなる、最初への舞い戻り先での流れも)、たらい回しにされてく、という話だが、上原謙が無理な老け役を(変に意気軒昂だが)やってて、彼を巧妙に遠ざけてく連中にしても、東京の狭い地域にこれ程同窓の人が集中してるのも変だし、人間描写に巾がなく、軽い人間ばかり。青柳のタッチも終盤の各人の顔をなぞる横移動らはともかく、いかにも味わいがなく、ホームドラマのセオリーまんま。
 戦前は体育教師もこれ程生き方に関する精神教育を兼ねてたのか、そして敗戦による価値観の変化の影響はないのか。なにかチグハグが続く。体育教師定年後は、それ迄を超え、子供らに慕われ乞われる、人間全般をみる塾をやってる流れがラスト明かされるにしても。いかにも、虐げられ歪められてる戦後庶民の生活描写が、悲哀なく、只環境に従順で乾いてる。葛藤や苦痛の染みだしがない。
………………………………………………
 なにか割りきれない中、次いで偶々時間に空きがあったので、話題の新作『SUPER~』を観て、燻りは爽やかに解消される。分からない所はそのままに、2人の親友の何年振りかのリゾート地への旅を描く。再来現在の前半、5年前の初逗留の後半、両者のムードがまるで異質で、似た風景、変わらない従業員も、今回来た時は同じホテル閉鎖間際、の中、明るい親友に対し、妻を失ったばかりで暗い主人公、ホテルの人にやたら落とし物~それも5年前の赤い帽子~のことを訊ねる、暗さを心配の親友に女の子に近づけられ、そういった啓発や宗教のセミナーらしいのも絡み、紹介されてく前半は、あまり楽しい展開と言えずブスブス燻ってる感。そして初逗留時に何時しか移ると、忘れ物がやたら多いという、本編中のハイライトと言うべき、特に美人とか色気振り撒きというわけでもないのに、無防備でイノセント、そのくせ安易なノリや軽はずみとは無縁の、相方が来れずに偶々1人という、同年輩の若い女性の振る舞いの、時間や時代を超越した、辿々しさと清々しさ、自己と周囲への一貫した誠実さと護るべき価値観の柔らかい固持、の現れ、が敷き詰められてく。それは妙に浮世にしがみついて、したたかで純粋を忘れた一般人よりも、自然でかつそこから解離してる。それが画面を優しく支配してくる。警戒を互いに解き、恐ろしく滑らか・おごそかなもの。前半と違い・心を喪失していて何かにすがりかけてる友人と、何に対してもフランクで押し付けられたものを持たない主人公。主人公と女性は、それ程互いに拘りも露わにせず、どこかで深く惹かれあい、運命が、すれ違いも修正してく。
 強引なデクパージュはないが、湾岸やホテルと外景、ら似た構図がゆったりとニュアンスを深めて逆に懐かしくはたらき再登場し、カメラワークも強引とは無縁。2人はそのまま結ばれて夫婦になったらしく、数年後のつい最近妻は亡くなったらしい。結婚生活や死に至る経緯はとくに説明されない。出会い程は、幸せとは無縁に、日常に呑み込まれて行ったのか。探していた帽子は、彼の彼女への最初のプレゼントで、直ぐに彼女が失くしてしまい、探しまくり再会にも間に合わず(ではなかったが)となったものだが、彼女が島を去る時、あったら保管しといて、必ずまたここに来るから、といったベトナム人従業員が、閉鎖ホテルから去るとき、被っていた。
 スタイルやテーマよりも、俳優と自然主体依拠から、何かを引っ張りだしてくる。こんなタイプの作家は真に好ましい。描かない結婚生活のミステリーも、不思議に浸透してきて、全てに対しての距離感の持ち方が、目立たずも真に素晴らしい。
a9722
3.8
これはかなりの掘り出し物。
上原謙が、情けなく八百屋の宣伝プラカードをふらされてるシーンを見られるなんて…
浮世離れした美男子のあの上原謙が、、!

ストーリーも本当に良かった。
ラストの送迎会の鶴亀先生の掛け声と共にみんなで体操をするシーン、非常にうまい。
体操する大の大人たちの顔をワンショットずつ撮っていくんだが、
彼らの子供の頃が映画で描かれていたわけではないのに、それぞれの子供の頃の顔、みんなで体操をしていた様子が目に浮かぶ。
誰にでも子ども時代ってあるんだよな、どんなにイケすかないやつになっていたり、情けないやつになっていたりしてもみんな等しく子ども時代に同じ学校で同じ教育を受けていたんだと。
なんだか教育者の切なさ、世間離れさを私は教育者でもないのに少しだけ味わえた気がした。
教育って本当に本当に大事だよね。

この時代、日本人の精神が大きく変わっていった時代でもある。
そんな時代の狭間にあって、映画を通して教育の変化、日本人の心の喪失を皮肉ってたりもしたのかな。

最初の高島忠夫が歌うぼやぼや節ってのがなんとも間抜けな曲だったのと
途中、高島忠夫の上司が言うセリフ
「記事を読んだか?言動に責任を持たないっていうのが今年の流行らしいよ」
ってのがなあんだ、どの時代も政治家やらみんなそんなもんなのかいって、印象的でした。
ひー
4.6
ヴェーラで観たが凄く面白かった。
拾いもので大当たりだった。

鶴亀先生が厳しい世の中の現実を知るシーンが可笑しくも悲しい。
ラストは鶴亀先生を奥さんが迎えに来てくれて、ハッピーエンドだった。

何やかんや言っても元生徒達は皆、上辺だけでも取り繕ってちゃんと鶴亀先生の面倒を見ていて、古き良き人情があるなと思った。