ワンワンワン111

横道世之介のワンワンワン111のレビュー・感想・評価

横道世之介(2013年製作の映画)
4.7
学生時代の会話って、こんな感じだったなと懐かしくも恥ずかしい気持ちになった。

妙に会話がズレて、思わぬ方向に話が進むことがあったりする。それが良かったり悪かったり。
地震のp波とs波のように何となく時間差で相手の想いが到達するけど、相手の反応に手応えがなくて「伝わってないな」と気落ちしたり。想いを伝えるのは難しいなと諦めかけた時に、どかんと想像を絶する衝撃を見せてくれるんだよね。

昭和も平成も令和も。学生って、している事も考えている事も変わらない気がする。過去も未来も学生は風呂に一緒に入って髪をシャンプーしながら、くだらない話をするんだろうな。

祥子お嬢様の好感度が凄く高い。
笑い上戸のお嬢様って、良いよね!

近年、大学でお嬢様サークルが流行しているらしいけど、その理由が分かった気がする。お嬢様言葉って、気持ちが優雅になるよね。悲しい時も苦しい時もお嬢様言葉を使えば、乗り越えられるかもしれない。