ぬーこ

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒のぬーこのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

監督 金子修介

ガメラシリーズで一番辛かった。怪獣映画で初めて目を背けたんだよなぁ。あと官能的というかエロティクな印象。前田愛とイリスの絡みのせいか。
そして、改めてみてやっぱり辛い。ガメラの傷つくシーンが満載なのである。何故どんどん辛くなっていくのか。

ガメラに両親を殺された綾奈(前田愛)
柳星張が眠るという飛鳥村の祠から

そっか、流星帳=イリス=朱雀で、四神の南を保守する。対面の北は玄武=亀=ガメラか。

ガメラが悪者に見える渋谷の壊滅。ガメラはギャオス倒す為ならいかなる時にも現れる。そして3のガメラは1の時の穏やかさが無く白眼で怖い。 

レギオンもだけどイリスの造型が改めておぞましい。カッコ良い頭部からの左右に伸びた触手。でも進化して空飛ぶ時の神々しさよ。さすが四神もどき。

京都燃やすというのはある意味反則行為。でも平成ガメラなら許そう。最終決戦に相応しく始まりからガメラのプラズマ火球で火の海。
あの馬鹿でかい京都駅も破壊です。

今回は闘い少なめかも。メインの交戦は京都のみ。

ラスト、アサギが綾奈に人工呼吸しないで2度ガメラ見るとこ好き。

このガメラ対イリスの戦いはとてもパーソナルな局所的な戦いで、世界や日本の力点はギャオスなのだ。誰にも語られないイリス編。だからこそ映画にする意味がありそう。そしてガメラ4やってほしかったと思う。

○余談。
マナ 万物に宿る超自然的な力
レギオンを倒すためにマナを消費しすぎて地球環境が変化。ギャオスの大量発生。

個人的には大迫元警部(螢雪次朗)が長峰(中山忍)に請われて再び怪獣戦線に復帰するの激アツ。

ってか仲間由紀恵やん。数十秒のちょい役だけど。

倉田が何故長峰を迎えに行ったか謎。そしてあっさり引き渡す笑
唯一残念だったのはあの2人だな。もっと良いキャラ立ちとフェードアウトの仕方があれば。俺なら違う設定にするけどなぁ

2022.10
ぬーこ

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