わか

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒のわかのレビュー・感想・評価

3.9
仲間由紀恵がちょい役で出てて、結構悲惨な死に方するでおなじみ。
高校生の頃、修学旅行で沖縄行った時、自由行動のタクシー運転手さんが、沖縄の有名人として仲間由紀恵を出してきて、出演作でガメラに出てるって言ってくれたんだけど、果たして運転手さんはこの結末を知ってて話を振ってくれてたのかずっと気になってた。(ごくせんとかTRICKとかあったじゃん。。)

さて、肝心の内容の方は、前作と明らかに毛色が違う作品だってことが分かる。

とにかく人が死ぬ。
渋谷のシーンは前作までだったら避難済みであることを強調してたはずなのに、今回は自然災害みたいにいきなりガメラがやってきて、街が壊れていく。

当たり前のことだけど、怪獣映画で忘れてた感覚だった。
街であのサイズの怪獣が暴れればもちろんビルが壊れて終わりではなくて、逃げ惑う、逃げ遅れる人々が巻き込まれる。

地球規模、国家規模で言えば、人類存亡の危機を救ったガメラですら、街を壊しながら戦っていて、ガメラに命を奪われた人ももちろんいる。

今作はそれで家族を失った少女が主人公だった。
少女の憎しみに呼応するように、大きくなったイリスという怪獣。
これがまた気持ち悪さと、格好良さのいいとこ取りをした絶妙なデザインだった。

ガメラもかつて少女と心を通わせて、地球を守ってきたから、裏表の、もしかしたらガメラも日本の脅威となりうる運命もあったのかもと考えさせられる作品だった。

ストーリーの至るとこで登場するギャオスがめちゃくちゃグロくて、旧劇場版のエヴァ弐号機を思い出した。
わか

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