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断絶のツボのレビュー・感想・評価

断絶(1971年製作の映画)
3.5
青年のドライバーとメカニックはストリートレースで稼ぎながら車で旅をしている。
ある日、若い女性がヒッチハイクしてきて共に旅をする事になるが、GTOに乗る中年のドライバーとお互いの車を賭けた長距離レースを始める。その道中が淡々と描かれる。
ジャンルはアメリカン・ニューシネマ。
バニシングポイントやダーティメリークレイジーラリーほどカーチェイスはないものの、登場人物の満たされない寂しさが伝わってくる名作の一つだと思う。
有名な役者だとGTOに乗っているドライバーをウォーレン・オーツが演じている。乗せたヒッチハイカーがろくでもない奴ばかりだが、中年のドライバーも息をするように平気で嘘を付きまくる男だ。家族に愛想つかされたらしく、凄く寂しそうな表情やセリフがあるが、感情移入してしまうほど、寂しそうな演技が素晴らしい。
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