たか

三国志のたかのレビュー・感想・評価

三国志(2008年製作の映画)
4.0
 「長坂の戦い」での劉備の息子・阿斗救出劇から始まり、年老いた最後のシーンまで、趙雲の生涯を描いた作品です。ただ、人生の途中が描かれてないので、頭角を現してから、すぐに白髪になってしまいます。人生の最後をメインにしているためか、どこか寂しさを感じる作品でした。
 サモ・ハン演じる趙雲の兄貴分や、曹操の孫娘とされる曹嬰は、どうもオリジナルの人物らしいのですが、それなりに作品を引き立てていたように感じました。
 ただちょっと気になったのは、カメラの撮り方の精か、戦のシーンで、映像が見にくかったことですね。動きが速すぎて、何がどうなっているのかわからない場面が多少ありました。これは、レッドクリフでは感じなかったので、技術的なレベルの違いなのでしょうか。
 レッドクリフと合わせて観ると、相乗効果で三国志がさらに楽しめると思います。
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