雨宮はな

ヴァージン・スーサイズの雨宮はなのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.0
自死の体で両親(特に母親)に殺された少女たちの話……をする、少年たちの話。
若干一名、「ヴァージン」なのかは不明。

少女たちの母親はは「この宝たちを世俗から守ろうと必死になっていた」そうだが、自慢のお人形ちゃんたちが自分の知らないところで薄汚れてほしくないだけで母としての能力は皆無だったようだ。
羽根をもいで籠に閉じ込めるだけでなく、酸素を求めて水面に顔をだしたら手で押し込めて水中に戻そうとしているような人で、じわじわとなぶり殺している感じ。
最後まで現実を見ようとせず「守りたかったのに」と口先だけで語り、悲劇のヒロインを演じる彼女にあったのは愛情ではなく狂気だろう。
雨宮はな

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