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13日の金曜日PART2のmatchypotterのレビュー・感想・評価

13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)
3.2
ジェイソン、ついに始動、、、。
前作の母の死。
これが彼の本作の、またこれからの行動動機の礎。

本作でも伝説になって語られるジェイソンの事件。
母のことしか知らなかった彼。
彼のことしか思わなかった母。
この母と彼の“閉ざされた狂った愛”。
そして、その母という唯一の存在を取り上げられたジェイソンの行き場のない怒りと渇望。
それが今回、ついに爆発。

相変わらずキャンプの指導員の訓練。
指導員の訓練と言いつつ、「これは遊びではない」とか言いつつ、見た目はホントに遊んでるようにしか思えない。
日本にはこういう制度というか、職業というか、アルバイトはあまりメジャーではないからこれがどうなのかイメージが湧かないけど、いわゆる「どんちゃん騒ぎのヤラレ役」にしか見えない。

まさにThe定番の展開。いや、むしろ定番を作った作品。

場所も前回1の彼のホームグラウンドで環境とフォーマットを活かして、前作の母の復讐よりも圧倒的に、破壊的に、どストレートになぎ倒していく。
母のような狡猾さも、知恵もなく、ただただ体格を生かした力任せのパワープレイ。
とはいえ、見た目は大人、中身は子どもなので、彼にも人への怯えや判断力の鈍さは窺える。

ここから先のことを考えると、見た目も含めてある意味ジェイソンの無敵で超人的な存在になる前の純粋さや人間臭さも辛うじて感じれる作品。

あの、包丁で刺されちゃう彼女、可愛かったなぁ。
そして、前作で生き延びたあの子もね、、、生き延びたのにね、、、何かちょっと垢抜けて綺麗になったのにね、、、。
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