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シザーハンズのmaのネタバレレビュー・内容・結末

シザーハンズ(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

授業で視聴した。
恋愛ものと知っていたけどどんな作品か分からずにとっておいた作品。
すごくよかった。悲しくなったし感動した。
ここ三日間偶然にも毎日映画を見てたんだけど、その3作品全部テイストが違いすぎてすごく面白かった。特にムーランルージュはアップの絵が多いのに対してシザーハンズは一定の距離を保った絵が多く、前者は観客を意識したショーでありシザーハンズは自然な目線であるのだなと感じた。

大体私は映画の前半の幸せパートが好きだけど、この作品はむしろ後半が好きだった。前半のほうが一見ほのぼのしていて、後半はかなりバイオレンスなシーンが多いように感じるけど、後半のほうが美しいエドワードの心を間接的に感じられるシーンが多く、心に刺さった。

特に博士との最後のシーンで私はすごく泣けた。善悪のけじめの話やエドワードの行動の基準を見ていて、’愛’を基準に生きていると思った。それはきっと博士から教えてもらったのだろうなと思った。実際に愛とは、、、と博士が言っているシーンはないけれど、博士との回想のシーンや最後のシーンを見ていると、博士がどれだけエドワードに愛を伝えてきたか分かる。そんな博士と暮らしてたからこそエドワードは愛を基準に生きていて、愛を大切にできるのだろうと思った。
また、人造人間が愛が分かって善悪が分からないという設定はうまいなあと思った。
エドワードが危険なものを持っていても、それを使って愛を伝えたり人のためになることができるのが素敵。

氷のシーンは本当にキレイだった。エドワードの綺麗な心がキムに伝わった瞬間。すごい美しい。ムーランルージュ見た後だからか、心が通じ合うシーンに弱い

多分メッセージは町の人間の部分なんだろうな(ものは見かけで判断できない、人間の心の汚さ)と思ったけど、綺麗な心を味わうのに精いっぱいでその辺について考えきれてない、、もう一回見たらそこについて考えてみたい。

ジョニーデップはやっぱり演技がうますぎる。
セリフは少なくても、目や表情で全部わかるのがすごすぎる。
ウィノナライダーも綺麗だったけど、キムを好きになる要素がわからなくて、、、やっぱりこういうものは恋に落ちた理由に納得したいと思ってしまう。
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