相米慎二作品続いて鑑賞、
「セーラー服と機関銃」わざと変に作った説の信憑性が高くなった!
これぞ、アイドル映画!
正真正銘の、王道アイドル映画!
相米慎二はちゃんと撮っている!
変に長回しや遥か後ろから人物が米粒みたいな撮り方はほとんどしていない。
ちゃんとアイドル牧瀬里穂を追って、活かして、それだけで押し通してる!
まあ、生き返りものだし、設定うんぬんもあるし、
その生き返りのルールみたいなものがちゃんと伝わっていないとか、
いくらちょい前の作とはいえ、お空の絵が陳腐過ぎないかとか、
いくら当時から芸達者でも鶴瓶の二役はどうだったのかとか、
いろいろ、ツッコミところはあるんだけど、
観終わって、まあ、少なくとも僕の心は
牧瀬里穂でいっぱいになった。
セリフだって、同時代の薬師丸ひろ子に比べても落ちるし、
宮沢りえのようには演技者のオーラでは叶わないのだが、
とにかく、牧瀬里穂はアイドル!
だから中井貴一の切ない恋心はすごく分かる
もっと、その余韻を映画として大切にして欲しかったな、
投げつけるような雑な発声のセリフも
可愛い!
ファーストフードでのめちゃくちゃな奮闘記も可愛い!
タイトル曲はあまりマッチしてないんだけどね。
最初が作られたキャンペンガールのツンとした感じででてきただけに、
生き返ってからの突き抜けた明るさが
可愛い!
私、今が1番幸せ、今の自分が1番いい!
人はそう思える時がいくつになっても
青春なんやね!
イン長野県