牧瀬里穂とすれ違うのではなくニヤついて見送る中井貴一を捉えたラストのストップモーションが格好いい。長回しで「帰れない二人」を歌って「二人」の錯誤をさせつつ二人っきりにさせ、柱でできた向こうとここの…
>>続きを読む性的搾取が構造に組み込まれた芸能界の理不尽、人間の死の運命の理不尽に抑圧された少女が謳歌する、死の手前の仮初のロスタイム。彼女に寄り添う男との世界の掟に背くようなロマンス、生と死の狭間で行き場を無く…
>>続きを読む決してイノセントな恋愛が全てって相米慎二は思ってなさそうなことも含めて、ヘンテコから始まって凄い人間讃歌に辿り着いたなって思った。
オシャレすぎるけど全然鼻につかない、むしろすごく可愛さがあるのは…
嫌な始まりをし、終わりも「その程度で許されるかぁ↑」と思うけれども、なぜか見終わった後に嫌な気持ちではなかった。
構図のバランス、挿入歌、セリフの言い回しもセンスが良いと感じる作品だった。
見た目…
帰れない2人。
作詞作曲、井上陽水、忌野清志郎。
エンドロールに並ぶ名前が、えげつなくてありがたい。何も間違えておりません。
最近ね、原曲も聴きまくっているけれど、しかし、やはり、あの映像のカバーで…
相米さんの映画は声の音量が高い。抑揚がなく常に大きい牧瀬里穂の声が単調に続く、そしてあの名曲が何度も流れる。あんな名曲は一回入魂で流すべきなのに。(しかも陽水が歌っていたのはなんか中途半端なときだっ…
>>続きを読む©1990「東京上空いらっしゃいませ」製作委員会