鍋レモン

RED/レッドの鍋レモンのレビュー・感想・評価

RED/レッド(2010年製作の映画)
4.2
⚪概要とあらすじ
ブルース・ウィリスにモーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチら大物俳優たちが集結したスパイ・アクション・ムービー。

元CIAの腕利きスパイ、フランク(ブルース・ウィリス)は、心静かに引退後の日々を送っていたが、ある日突然何者かの襲撃を受ける。調査の結果、背後にCIAが絡んでいることを割り出した彼はかつて苦楽を共にした仲間たちを招集。フランクの元上司のジョー(モーガン・フリーマン)や、元イギリスの元MI6諜報部員のヴィクトリア(ヘレン・ミレン)ら引退した超一流のスパイたちが続々と集まる...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“RED-それは、 アメリカが最も恐れた危険なオヤジたち…」”

「パンケーキ食べたい」

⚪感想
DCコミックスのオマージュ・コミックから出版されたグラフィックノベルを元にしたアクション作品。

続編を先に観て今作は初めて観た。
とにかくめちゃくちゃ面白い。

REDとは
“R”etired(引退した)
“E”xtremely(超)
“D”angerous(危険人物)
のこと。

引退しているのに劣らぬ腕前。
というか異常。しかし最高。

有り得ないアクションだけど原作がコミックであることと、このぐらいの演出の方がハマる。
コメディー要素も沢山あってずっと笑える。

若々しいキャストのアクションもいいけど年齢を重ね味のあるキャストのアクションも良い。
キャラクターの個性も様々で楽しめる。

ベテラン勢はちょいコメディーのアクション作品をもっとやって欲しい。

シーンの移り変わりが絵葉書みたいになるのがオシャレ。
クーパーのシーンで360°カメラがくるくるするのも観ていて楽しめた。

物語の内容はやや進みが遅いもののアクションや登場人物の掛け合いがあり飽きる暇がない。
名前が少し多めなのでボケっと観ていると理解できない部分があるかも。

ヘレン・ミレンの優勝。
『RED リターンズ』を観てから大好きな俳優さんなんだけど今作も美しすぎるし、カッコよすぎる。理想の歳の重ね方。
白のドレスのシーンも好きだし、銃をぶっぱなすシーンも好き。
ワイルドスピードでもそうだけどヘレン・ミレンが銃を持ったり、少しやばめの危険人物な役が似合う。

カール・アーバンは『ジャッジトレッド』のイメージだけど凄くハンサムで印象に残りやすい顔。最近観た『パーフェクト・ルーム』にも出演していたし、その作品の方がよりハンサムだった。

ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチも負けず劣らず良かった。

続編のイ・ビョンホンとヘレン・ミレンが最高だったので来週が楽しみ。



⚪以下ネタバレ



テレビを直させる振りをして女性のおしりを見るジョー。
最初に病気設定あったし、続編に出演していないから死ぬかもと思ったらやっぱりそうだった。1回目に殺されそうになった時に余裕で打ち返すシーンが良かった。

マーヴィンが尾行していたと銃を向けてしまった女性が本当にそうだったのが笑える。そこそこ憎たらしい顔なのもまた。
手榴弾を野球のボールかのように打ち返したり、ランチャーを銃で射抜くのヤバい。
ブタのぬいぐるみをずっと持っているキャラなのかと思ったら恐ろしいほど威力のある銃が入っていた。

ヴィクトリアの恋。
最初にサラに昔恋に落ちたけど3発打ち込んだ話をして死んだと思わせて、実はそれがシモノフで死なないように撃っていたことが分かりほっこり。シモノフがヴィクトリアを「うさちゃん」って呼んでいるの好きだし、ちょっとのダンスシーンも良き。後半でヴィクトリアが撃たれ万事休すもシモノフが現れお姫様抱っこ。末永く幸せでいてくれ。
マシンガンを撃つ前にヴィクトリアがヒールから普通の靴に履き替えたシーンはなかなか細かい演出。

サラがめんどくさいヒロインの様に見えて実は刺激を求めている女性なのが受け入れやすかった。エレベーターでコンタクトを落としてしまった一連のシーンが好き。

以下ストーリー。
元CIAエージェントのフランクは引退し、年金電話担当のサラとの電話を楽しみに過ごしていたが、ある夜敵に襲われる。余裕で回避するも電話を盗聴されており、フランクはサラを半ば誘拐のような形で車に乗せ逃げる。途中でジョーに会いに行き情報を求めるも殺されてしまう。次にマーヴィンに会いにいく。情報収集中にフランクが撃たれたため、ヴィクトリアの元へ。その後情報を持つ人物の元へ。アメリカの副大統領が黒幕であることを知る。しかし、本当の黒幕はダニングだった。フランクがクーパーと協力し解決。シモノフが見返りを求め危険な戦いへ。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。

⚪パンフレット所持
鍋レモン

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