鍋レモン

ドクター・ドリトルの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)
3.6
⚪概要とあらすじ
100年以上にわたり世界中で愛読されているヒュー・ロフティングの児童文学作品で、過去にもエディ・マーフィ主演版などで映画化された「ドリトル先生」シリーズを、「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」のロバート・ダウニー・Jr.主演で新たに映画化したアドベンチャー。

名医ではあるが変わり者で、動物と話せるドリトル先生は、世間から遠ざかり、さまざまな動物たちとひっそり暮らしていた。しかし、若き女王が重い病に倒れたことを耳にしたドリトル先生は女王を救うことができる唯一の治療法を求めて、頑固なオウム、臆病なゴリラら個性的な仲間たちと伝説の島へと出発する。冒険を続ける中で、先生の過去、国を揺るがす陰謀など、さまざまな事実が明らかとなっていく。

⚪キャッチコピーとセリフ
“世界一の名医のヒミツ、それは動物と話せること。”

「怖がっていいんだ」

⚪感想
アドベンチャー作品。

エディ・マーフィのドクタードリトルとはまた違った世界観。

くどくど長くなくて物語展開が早く、コメディー要素が有り、かなりシンプル王道ストーリーなので観やすい。
子供たちが楽しめそう。

あからさまな悪役ムーブをかますマイケル・シーン演じるブレア。
クジラが手を振ってくれていると思って振り返したのにまさかの中指突き立てているくだりが面白すぎる。

割と優しいアントニオ・バンデラス演じるラソーリが結構好き。

数年前まで声優オタクだったので吹き替え声優が豪華すぎてニヤニヤしてしまった。
藤原啓治さんの声が聞けたのが嬉しいし、悪役的立ち位置の人間を演じる大塚明夫さん、大塚芳忠さん、動物として小野大輔さん、中村悠一さん、朴璐美さん、斉藤壮馬さん、黒田崇矢さん、池田秀一さん、花澤香菜さん、沢城みゆきさん、茅野愛衣さん、杉田智和さん、井上和彦さん、諏訪部順一さん、増田俊樹さん、武内駿輔さんとかなり豪華。
オウムのポリーの吹き替えは俳優さんな感じがしたけど下手ではなかった。エンディングで確認したら石田ゆり子さんで、ダチョウのプリンプトンは芸人さんかなと思ったら八嶋智人さんだった。

ゴールデンラズベリー賞にノミネートされまくっていたけど個人的に楽しめた。



⚪以下ネタバレ



臆病なゴリラのチーチーがめちゃくちゃ可愛かった。吹き替えが小野大輔さんなのも普段やってる役柄と少し違って新鮮だった。

動物も会話できる特殊能力とは書かれているけど、ドリトルもスタビンズも動物を大切に思う心とそれを理解したいという思いがあるから会話ができていると思える演出があったので良かった。シンプルに日本語、英語、韓国語みたいな感じで、動物それぞれに言語があるみたいな感じ。

⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
「動物と会話できる」という特殊能力を持った獣医で医者であるジョン・ドリトルは、かつてはその功績でヴィクトリア女王から動物保護区を与えられた名医であったが、冒険家である妻のリリー・ドリトルを海難事故で失い、今や人との関わりを避けて生きる、世捨て人となっていた。

ある日、猟師の叔父に育てられながら狩猟を嫌がる少年トミー・スタビンズは、自分が誤って撃ってしまったリスのケヴィンの治療のためジョンの屋敷を訪れる。トミーは、屋敷に住む動物たちと会話しながらケヴィンの治療に当たるジョンの姿に魅せられ、ジョンの助手になりたいと申し出る。時を同じくして、ヴィクトリア女王の使いであるレディ・ローズが、病気となった女王の治療をジョンに求めてやってくる。屋敷から出たくないジョンは一時断るが、屋敷を含んだ動物保護区が女王の権限で存続しており、女王が死ねば保護区指定が解除され、屋敷を追い出されることに気づき、やむなくバッキンガム宮殿へ向かう。

病床の女王を診察したジョンは、部屋で飼われていたタコのレオナと会話し、その原因がなぜか紅茶に含まれていた「ベラドンナの毒」が原因であると見抜くと、唯一の治療薬であり、妻リリーが探し求めていた「エデンの樹の果実」を求めて大海原へ旅立つことを決める。トミーは一時自宅へ返されるが、ジョンのパートナーであるオウムのポリーの計らいで、旅に同行することになる。

一行は一路、リリーの故郷である海賊島へ進路を取る。道中、ジョンの大学時代の同期であり、彼をライバル視する医師のブレア・マッドフライに襲撃されるが、クジラのハンフリーの助けを得て、窮地を脱する。

海賊島に着いたジョンは、トミーとともに海賊王ラソーリの宮殿へ忍び込む。狙いは、ラソーリが隠し持っているリリーの航海日誌だが、あえなく二人は捕まってしまう。娘のリリーをみすみす死なせたとしてジョンを恨むラソーリは、ジョンを殺そうと同じくジョンに恨みのあるトラのバリーをけしかけるが、駆け付けたポリーとゴリラのチーチーの協力で助かった。ホッキョクグマのヨシがダイナマイトで宮殿を攻撃し、混乱に乗じてジョンたちは宮殿を脱するが、港で待ち受けていたマッドフライに日誌を奪われ、船も破壊されてしまう。意気消沈するジョンに、追いついたラソーリが刃を向けるが、ラソーリは「お前を殺したいが、娘への愛がそれを邪魔する」と刃を収め、また代わりの船も譲ってくれた。

再び航海に出たジョンたちは、リリーの航海日誌を元に、遂にエデンの島へたどり着く。先に到着していたマッドフライに見つからないよう洞窟を進む一行だが、行き止まりでマッドフライに見つかってしまう。そのとき、岩場に隠れていたドラゴンが目覚め、ジョンたちもマッドフライたちもなく攻撃してくる。マッドフライは縦穴に落下、ジョンもドラゴンに捕まるが、ドラゴンに話しかけ、彼女の戦意を緩ませる。さらに、ドラゴンがひどい便秘に悩まされていることを見抜き、トミーや動物たちと協力して、彼女の腸につまっていた様々な異物を除去することに成功した。ドラゴンはお礼に、エデンの果実をジョンに渡した。

ロンドンでは、女王があわや命を落とすところだったが、寸前でジョンたちは間に合い、エデンの果実の果汁を女王に飲ませることに成功する。目覚めた女王と関係者の前で、ジョンは部屋の額縁に忍ばせておいたナナフシからの報告を受け、今回の件が貴族院のバッジリー卿による暗殺未遂事件であったと明かした。バッジリー卿の衣服からはベラドンナの入った瓶が見つかり、事件は解決した。

後日、ジョンは屋敷の門を再び開き、助手となったトミーとともに、多くの患者を診るようになった。

⚪鑑賞
金曜ロードショーで鑑賞。
鍋レモン

鍋レモン