映画ケーン

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者の映画ケーンのレビュー・感想・評価

5.0


これ程心を揺さぶられる長回しのワンカットはない!



栃木県。1作目で「可能性のありそうな方」に行き、IKKUとTOMを裏切ったMIGHTY。チャラチャラした感じで何も考えていない様な奴。そんな彼が今作では主人公。
彼女のヒモと化したMIGHTY、先行きは暗く、犯罪まで犯し、「逃亡者」となってしまう。そんな彼の元にIKKUとTOMがやって来る…

昔観たんでぼんやりだけど。

途中で「おい、踊れよ!」って先輩に言われて、MIGHTYが音楽に合わせてダサい踊りを踊るシーンがあって、「Bボーイ(ブレイクダンス)がこんな哀れな形になってしまったのか…」と、物凄く情けなくて悲しい。

他にも「女の股の汁吸って生きてんだよ」とまで言われてしまう。

「ただ夢を追って生きていただけなのに、なぜ…」と、迎えるクライマックス。
ワンカット長回しの音楽ライブ。ここは鳥肌が立つし、震える様な感じで涙出るしでとにかく凄い。

「俺はまだ終わっちゃいない!」と、ラスト。超絶格好良いMIGHTYのラップがエンディング。

入江悠が凄い次元に行った作品だと思う。
映画ケーン

映画ケーン