会社員のラシーヌは商談のため名古屋を訪れていたが、1人の日本人女性と知り合い一夜をともにする。しかし、翌朝、彼女は忍者集団マカトから襲われ落命してしまう。その場を目撃したラシーヌも命をねらわれる羽目に、マカトに敵対する武田一族に助けられたラシーヌは、武田とともにマカトの首領金城と対決するが…というお話。
クリストファー・ランバート、ジョン・ローン、ジョアン・チェン、原田芳雄、島田陽子、夏木マリとキャストは豪華だが、出来上がった作品は怪作中の怪作。リビングの隣がいきなり檜風呂になっている斬新なホテル、英語字幕がついて初めて分かる怪しげな日本語など、ヘンテコ日本のオンパレードである。しかし、新幹線内での原田芳雄の大立ち回り、クライマックスのジョン・ローンとの対決は見応えあるシーンだった。