白豚 黒豚 ユダ豚 イタ豚
みな価値がない⁉️
本来、歴史的にみれば実態としての戦争は常識であり、平和の概念は啓蒙思想などによって辛うじて保たれています。
その最たるものが、いとも怪奇な「法」です。ジュネーブ条約、戦時国際法であれ、憲法であれ、慣習法や市条例であれ。日本では、立法府と
司法、行政の三権が、果てしなくこんぐらかって更にマスメディアやらが作用して、なんとか保たれています。
危険な思想ですが、文化や生活レベルを押し上げる根源は戦争にあり、競争という形でなんとか平和は保たれています。
故に須くの個人の特性を見抜き、余すところなく適合させることは、軍隊が一番得意としていると思われます。
が。。。
本作前半にあるように、徹底した上部構造への忍従を強いられ、訓練更には実戦は非常に厳しい状況におかれ、事故死、ハラスメントそして戦傷も、身体心理共にありますから、帰国後の母国の社会的状況等も加わり、その後の生活にまで支障をきたします。
特に民間人や、子供、所謂非戦闘員まで巻き込んだ戦闘の心理的烈しさ苦しさは、想像を絶する苦痛でしょうし、戦傷の肉体的苦痛は、凄まじいんでしょう。
因みに「我が国」という呼び方は、権限者の特権です。「母国」と言うと、カドがたたないかと。
映画のレビューなのに、思い切り思想をブチまけて大変申し訳ない。