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フルメタル・ジャケットのtubure400のレビュー・感想・評価

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)
3.8
キューブリックの戦争映画ってなんかエグそうでやだな、と思ってずっと観てなくて、最近微笑みデブのモノマネが流行っていたり、Mark Kozelekの新譜の一曲が鬼教官役の俳優(2018年に亡くなったらしい)への追悼歌だったり、急に観たくなってみた。

鬼教官と微笑みデブの狂気という感じの前半はめちゃくちゃ面白くて、後半は意外と真面目やね、という感じだった。前半でインテリで生真面目なひねくれ青年という印象だったジョーカーが、後半では『M☆A☆S☆H』にでも出てきそうなキャラクターになる。Born To Killと言いながら実は繊細で、ラスト・シーンは意外と生真面目な表情の演技をしていて、なんかこう、ビートたけしが意外と人情派の真面目な発言をするのを聴いているような、そんな人でしたっけ?という気持ちになった。
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