Strangers on a train
サイコパスに追いかけられるテニス・プレイヤー。
ヒッチコックのサスペンスです。
「モンスター上司」がヒントとしたということで観てみました。
主役のファーリー・グレンジャーは今風のイケメンでテニスもとても上手。
ヒッチコックの「ロープ」にも準主役で出ているようです。
バイセクシュアルで彼氏がレナード・バーススタインで彼女がエヴァ・ガードナーって凄くないですか！
バーンスタインは弟子の小澤征爾にも手を出したのだろうかw。
彼女役のルース・ローマンという女優さんもとても美しい。
しかし何と言ってもサイコのブルーノの粘着性。
ロバート・ウォーカーという俳優さんですが、この映画の直後にアル中で亡くなったとか（32歳）。
ジェニファー・ジョーンズの旦那さんでもあったらしいです。
惜しいですね。
しかしヒッチコックは割とコミカルに仕上げてくれました。
例によってカメオ出演も。
早く試合を終わらせてブルーノを追いかけたいのだがなかなか試合に決着がつかない。
クライマックスは暴走するメリー・ゴーランド（ってありうるの？w）。
乱闘している二人を横目に大興奮の男の子。
ツッコミどころは多々あると思いますが牧歌的で良かったです。
ネタバレの備忘録
アマチュアのテニス選手ガイ・ヘインズは、浮気を繰り返す妻ミリアムと離婚したがっていた。そうすれば上院議員の娘であるアンと再婚できる。ある日、ガイは列車の中でブルーノという男性に出会う。ブルーノはガイがミリアムと別れたがっていることをなぜか知っており、彼の父親を殺してくれるなら自分がミリアムを殺そうと交換殺人を持ちかける。そうすればお互いに動機がないので、捕まる心配もないという訳だ。ガイはブルーノが冗談を言っていると思い、取り合わなかった。しかし、ブルーノは勝手にミリアムを殺してしまう。
