renren

陰陽師 〜おんみょうじ〜のrenrenのネタバレレビュー・内容・結末

陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

大河ドラマの光る君へ〜からこの映画を思い出し鑑賞。
娯楽映画だとあまり期待していなかったけれど、野村萬斎さんの所作がいちいち美しく冒頭から目を奪われてしまった。これぞ安倍晴明という感じ。
相棒の源博雅を若き伊藤英明さんが演じているのだが、彼のぎこちない演技が博雅のピュアさと掴みどころのない晴明との対比、荒唐無稽な世界観の中で真実味をもたらしていて良かった。
悪役道満の真田広之さんは圧巻の一言。

しかし大河でもそうだが、この時代の女性は寵愛を受けるかどうかが全て。見向きもされなくなってもただただ愛した人の心が戻るのを待つしかなく、身分が高ければ親から暗に朝廷の権力争いに負けると非難され、身の置き場もない。それは鬼にもなるだろうと思ってしまった。
renren

renren