デビュー作でこれほどのドタバタ大喜劇をつくれるのは「いよっ!岡本喜八!!」としか言いようがない
結婚へのアンチテーゼや独立、不倫など今だと1クールのドラマで描くような分量を80分にまとめられる辺り、編集のテンポやカット割りが正確かつ的確すぎるよな
そんな中にもサイレント映画を彷彿とさせるような言葉を使わないコメディ要素も入れてくるんだから、遊び心にウキウキせずにはいられなくなる
雪村いづみの大胆さも良いんだよね。
常に物語を引っ張ってしまっちゃうような感じとか喜八映画にすごい似合う。
初期作品のミューズ的立ち位置に属するのもすごいよくわかる