もりもり

真実の行方のもりもりのレビュー・感想・評価

真実の行方(1996年製作の映画)
4.0
善意と悪意の狭間に揺れる法廷ミステリーサスペンスドッキリ

いろんな可能性をテーブルの上に乗せつつ、随所に散りばめられた伏線と少しずつ明らかになる真実。

予想しうる可能性のひとつに収束するかと思いきや、最後の最後に天地がひっくり返る衝撃的なラストに、
観終わった後の「やられた」感たっぷりの130分だった。

リチャード・ギアのギリギリアウトな紳士セクハラと打算的な偽善弁護士の印象が、
後半に進むにつれて改善されそうになるものの、
やっぱりアウトなセクハラ発言にはちょっと引いた。