このレビューはネタバレを含みます
久々の法廷ものです。
この時代のリチャードギアは良いですねえ。
にしても上流階級のホワイトカラー役が本当に似合う。
本作の肝は、二重人格が判明した被告人を罪に問えるか、という部分ですよね。
結局のところ彼は二重人格でもなんでもなくて、
ただ恨みを晴らすために残忍な犯罪を犯した犯罪者でした。
きっと父親も殺したのかもしれないですね。
リンダの処遇は出てきませんが、彼の発言からするに死んでいるでしょう。
にしてもカトリックの司祭が小児虐待、性虐待をしているというテーマはよく映画になりますよね。
実際現実にもかなり問題になっているのでしょうか。
無罪を勝ち取ってしまった主人公が法廷の裏口から出てくるシーン、
いかにも『真実の行方』というタイトルが合います。
彼は病院から出たのち、どうなってしまうのでしょうか。気になります。