げんき

真実の行方のげんきのネタバレレビュー・内容・結末

真実の行方(1996年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

性善説を信じた弁護人の根底を覆すような、悪人による悪事。その手の平で踊らされた虚しさ。行動原理の喪失とでもいえるか。

ラグビーにおけるノーサイドの亜種みたいな、弁護人も検事も負け。

エドワードノートンが全部持っていっちゃうというのも頷ける程の名演。
往々にして「どんでん返し」という触れ込みのせいで、なんとなく筋が読めてしまうけど、道中の法廷バトルはそれなりに面白い。

二重人格者の犯した罪を、前例がない中で司法がどのように裁くのか、という話だったら面白くなりそう。その場合の邦題は『正義の行方』かな。
司祭の悪事・検察の汚職を如何に断罪するのか。
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