RyoIkeda

バニー・レークは行方不明のRyoIkedaのレビュー・感想・評価

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)
4.0
オットー・プレミンジャー監督作品。
『ローラ殺人事件』でデビューしてからは、だいぶ後の作品ですが稀に見る良質サイコ・スリラーに仕上がっている。

『フライトプラン』やヒッチ・コックの『バルカン超特急』と比較されることが多いのは町山智浩の指摘あってのことだが、なるほど『バニー・レーク〜』はサスペンスを超えている。登場人物の実在を操るプレミンジャーの着眼点もさながら、ローレンス・オリヴィエの挙動不審な演技も作品の完成度を高めているよう。
先入観抜きで鑑賞することを強くオススメしたい。

モノクロ映像も美しく、むしろ物語の恐ろしさを際立たせていると感じる。素晴らしい。

ソウル・バスのタイトルデザインも一見の価値あり。
彼から映画業界のタイトルデザインの文化が広まった。
RyoIkeda

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