ローグワンやゴジラで知られるギャレスエドワーズの出世作にしてデビュー作。モンスターから逃げる恋愛ロードムービー。
馬鹿なB級SFを連想しそうなジャケ写とタイトルですが、実際は地に足ついたロードムービーです。アサイラム以下の予算で作られた超低予算映画らしいんだけど、ロードムービーとして見れば出来は良く、お金よりも監督の実力の方が大切だと分かるような作りになっています。
ゲリラで行われた撮影はリアルで、映像も綺麗でした。予算の関係かCGは必要最低限かつしょぼめでしたが、その分人間ドラマに焦点が絞られていたので良かったです。ただ恋愛描写自体は少し微妙だったかも。
日本ではあまり評価が高くないですが、ギャレスエドワードは今作で英国アカデミー賞をはじめ、多数の賞にノミネート&受賞をしており、その後もスターウォーズ(再撮で半分クビになったけど)を撮らせてもらえたんだから、かなり良い仕事をしたと思います。ちょっと変わったロードムービーが見たい人にはオススメです。
