「石炭は掘れないが、踊りでいわきを救ってみせる。」
BS−TBSの「X年後の関係者たち」に2週に渡り「常磐ハワイヤンセンター」の成り立ちから歴史、現在に至るまでを特集していて、とても感銘を受けたのて、この作品を観る事にした。
炭鉱問題は意外にサラリと流していて、元SKDの花形ダンサーで落ちこぼれの先生と、生活の為にダンサーになる地元の娘達との交流を、時には笑いを交え、時には熱い想いを乗せて描いた作品だった。
粘着質では無く軽く描き、感動を呼び起こす演出や、暗い炭鉱不況を抑えて、あえて極上のエンタメにした手腕は素晴らしい。
松雪泰子や蒼井優、シズちゃんや脇役の女優陣に至るまで、素晴らしい演技と、この作品の為に猛特訓したフラダンスでとても魅了された。とても女性たちが輝いている作品である。
食わず嫌いで観ていなかった事を後悔した。
