Poniha

海角七号/君想う、国境の南のPonihaのレビュー・感想・評価

4.0
トロッコに続いて、台湾と日本の関係を考えさせられる作品でした。

戦時中は支配する側、終戦時は敗戦国の国民となった日本人教師と台湾人の教え子小島友子。台湾から日本へ帰国する船内で彼女への想いを寄せて綴った手紙を軸に物語が進みます。
現代の舞台は台湾の南端のリゾート地、そこに台北でミュージシャンになる夢を諦めて戻ってきた阿嘉は郵便配達を始めますが、配達をサボったりとまじめに働いていません。そんな郵便物の中にあった海角7号という住所宛に日本から送られてきた手紙の束の小包を阿嘉は開けてしまいます。。

現代のパートではドタバタの部分も多いけど、日本人の友子と阿嘉との淡い恋心が描かれたり、少数民族とか客家の人々の描き方も台湾の内情がよく出てるように思いました。セリフも台湾語が70%、台湾華語25%、日本語5%くらいで台湾の雰囲気を感じれます。

最後の夕暮れの砂浜でのライブがすごく良かったです。台湾と日本、過去や現在のいろんなこと、それぞれの人生が融和してくように感じられてなんだか泣けてきました。。それにしても、茂さんがグッドジョブです👍
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