猫田

バベルの猫田のレビュー・感想・評価

バベル(2006年製作の映画)
3.8
この監督さんは色んな人間の人生が交錯してゆく作品が多いけど、どれも必ず主軸となるテーマがひとつある気がする。これは家族愛がテーマな気がした。事件を通し、様々な状況に直面していく国も違う人間たちとその家族の姿が見えてくる。破綻しかけている夫婦、妻を亡くした父と娘、喧嘩しながらも仲良しな兄弟、家政婦と我が子のように面倒を見ている子供やら。たった一発の銃弾のせいで、その状況がドミノみたいに面白いほどガラリと変わってく。国や人種が違っても、全ての人に必ず共通する普遍的な家族への思いや愛が見えてくる度に、ちょっと泣きそうになった。あんだけ話題だったのに未だに見てないバードマンを早く見たい。いつも乗り遅れる…
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