モカ

バベルのモカのネタバレレビュー・内容・結末

バベル(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

「繋がれない」人たちを繋ぐのが銃というアイデアがもう天才。善意が悲劇を生んでいく。。たまらんね…。

日本とアメリカの子どもたちは、親と言葉や言葉でないものを交わし、ここから繋がりを取り戻せるだろう。
だけど、モロッコの子どもたちや、不法就労の乳母は、繋がれなかった。

最近読んだ、日本で生まれ育ったのに複雑な事情で国籍がない人、のインタビューで「(国とは)運命」「運でしかない」と言っていた。
子供は環境を選べない…4ヶ国を順に見せられるのは本当に辛辣。

塔を思わせるラストショットめちゃくちゃ綺麗なんだけど、高校生のチエコを父親の前で裸にするのは性犯罪チックでゾワッとした。監督の日本感?意図はどっちなのかな。

それぞれの国で映像のカラーも違うので4本分見たような気分になった。カメラワーク好きでした。

久々の痛い度MAX ★★★★★
(あんな針で縫われたくないぃぃ)
モカ

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