あさり

あの子を探してのあさりのレビュー・感想・評価

あの子を探して(1999年製作の映画)
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先生が休暇のため農村の小学校の代用教員に突如指名された十数歳の女の子が、一つしかない教室を任されるところから話が始まる。
貧困など家庭の事情で辞めてしまう子どもが多く、大人の先生から「一人も減らないようにしてほしい」と言われ、子どもの先生(魏敏芝:ウェイ・ミンジ)は黒板に教科書を写すと教室の外で終業時間になるまで待つ。
そんな魏先生だが、一人の子どもが親の借金のために町に出稼ぎに行ってしまったのを連れ戻すために奮闘するところから話が動き出す。非常にコダワリが強く、他人が何と言っても自分のやり方を貫く性質なので必要ない苦労をしているように見える。でも極端すぎてかえって周りの人を魅きつけるのだ。
スター役者を使わず市井の人を引っ張ってきて演技をさせている点も面白い取り組みだと思った。
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