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袋小路のpopusaのレビュー・感想・評価

袋小路(1965年製作の映画)
5.0
夫婦関係のうまくいってなさが、夫婦二人にとってあまり重要ではなさそう。結びつきが無。闖入者がいても、客がきてても。妻はいろんな男と二人きりの画に収まっている。だから最後のシーンが、え?そんな好きだったの?と夫の愛をど忘れしてしまっていた。

ディッキーの描かれかたが好き。仲間思いで素朴だし、星とかも眺めるような人だが、ちゃんと威圧感がある。妻へ手を出さないのも良かった。もし妻への性的関心があったら、他の男性たちとの差が曖昧になる。妻が逆にディッキーの気をひこうとしてた感もある。

アルビーも好き。インテリっぽいけど怪我しててなんも自分でできないから全然言ってる内容に説得力ない。叫び方がなんかすごくツボ。

想定外の客の場面のブラックコメディが至高。子供にガチギレ、妻ビッチ呼ばわり、「帰れ!」(ビセットだけには少し優しくいうのもうける)

なんだかんだいってエビのくだりが一番好き
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