カカオ

黒帯三国志のカカオのレビュー・感想・評価

黒帯三国志(1956年製作の映画)
3.3
三船敏郎主演、
硬派一徹な柔道青年オゼキの波瀾万丈な人生を描く作品。


帯の字体が「帶」となっているのもカッコいい。


冒頭、北九州の或る町の表現で始まるが、製作当時には北九州市の存在しない。ただ九州の北部を言いたかっただけであり、物語が進むにつれ大分県であることがわかる。











本当に真っ直ぐな青年で、硬派を貫く。
今の時代、こんな青年はいないだろう。

正当防衛のケンカで破門にされるが、破門のされる経緯に愛情があって気持ち良い。


いかにもドラマチックな表現もあったが、脚本が良く面白かった。






三船敏郎と香川京子、
息のあったパートナーが良い。

佐分利信、
懐が大きく寛容な考え方の柔道師範を好演。
カカオ

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