「ランボー」や「地獄のヒーロー」シリーズのヒットで調子に乗っていたキャノンフィルムズが当時流行っていたバディアクション物に手を出して大火事を起こしちゃった作品。スター・ウォーズシリーズのランド・カルリシアン役でお馴染みのビリー・ディー・ウィリアムズ演じる夜はJAZZバーでトランペットを演奏する女性にモテモテのイケメン刑事フランクとキャラダインファミリーの末っ子ロバート・キャラダイン演じる前妻への未練タラタラでストーカーのようにしつこくつきまとっているダメダメ刑事ニックが街で蔓延る麻薬組織をブッ潰す！っていうのが大体のあらすじだけど、とにかく二人が交わすギャグが寒すぎて全然笑えないしアクションもショボショボで全然迫力が無くて最悪だし自分の恋愛が上手くいってないからって他人の恋愛をブチ壊すニックの性格も最低で一つも良いところが無いという珍しい映画でした。スパイ大作戦のフェルプス役で有名なピーター・グレイブスの扱いも酷かったな～

白人刑事と黒人刑事のバディ物。軽いタッチのアクション・コメディ…のはずだが、全然面白くない、笑えない。カルリジアン男爵ことビリー・ディー・ウイリアムズ演じるダンディな黒人刑事はともかく、主演のはずのロバート・キャラダインが嫌なやつすぎてアウト。女装とか誰得？ランタイム100分が何倍にも感じる。正直、通して見るのは苦行だった。劇伴と挿入曲は曲自体はいいが、全然場面に合ってないし、音響が最悪。
2017.11.27 FOXムービー(録画)(字幕)

「ミッドウェイ」「世界が燃えつきる日」で監督生命が絶たれるのでは、と心配したが、こうしてキャノンで新作が作れて何よりのジャック・スマイト。本作は白黒コンビの刑事アクション。セスナとヘリのバトルもあるし、ギャグもある。
梅田キネマにて