これ20年くらい前の作品なんよね。
冒頭の縁談のシーン見てると未だに日本の女性観ってこんな感じじゃない?ここまであからさまに言語化しないだけで。
縁談用の衣装がまた似合ってないけど、そこがいかにもって感じ。
女らしい女になれないから戦場に行きます、みたいなのも、父のことを思ってだとしてもそういう0か100かみたいな選択肢になることが、その世界に当たり前のように横たわった女性観を表してて辛く感じるー!
赤いドラゴンが落ち込むムーランに二人で始めたんだ、ってさり気なく良い話ふうに持っていこうとしてたけどこの竜何かしたっけ??ついてきただけでは??
こういうディズニーに出がちなお騒がせキャラ、こういう戦の話では出てこんで欲しかったなぁ、と思ってしまう...
最後の戦闘シーンはかっこよかったなぁ。
ムーランが女の自分のまま戦ってたことが。
仲間に女の自分を認めてもらったことも、と言いたいとこやけどそもそも女の人が認められない前提がアレやからそこはまぁ...。
結局最後に女は男と結ばれてこそ幸せ!って価値観を出してこられたことに萎えたけど、戦う女性像を20年前に描いたことには拍手したい。
剣持ったまま人に抱きついたら危ないよ!