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エンド・オブ・デイズのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

エンド・オブ・デイズ(1999年製作の映画)
3.8
1999年、大晦日目前のニューヨーク。民間の警備会社で働く元刑事ジェリコ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、依頼人の株屋を狙撃した犯人を追い詰めるが、その男は「悪魔が復活する」と不可解な言葉を吐く。ジェリコは男がヴァチカンの元修道士であることを突き止め、彼の住居にあった写真の女性クリスティーン(ロビン・タニー)を訪ねる。謎の神父の一団に襲われた彼女を助けたジェリコは彼女を連れて教会に逃げ込んだ。彼らを迎えたコヴァック神父(ロッド・スタイガー)は、クリスティーンがミレニアムの終わりに蘇ったサタンが次の世を支配するために選んだ悪魔の花嫁で、彼女がサタンと結ばれた時世界は滅ぶと告げる。信じられないジェリコの前に、あの株屋に姿を変えていたサタン(ガブリエル・バーン)が現れる。殺された妻子を蘇らせると甘言で誘うサタンを窓から突き落としたジェリコはクリスティーンを守るため教会に戻るが、そこにサタンが現れて彼女を奪っていった。コヴァックらに命を救われたジェリコは地下で行われていたサタン復活の儀式の会場に完全武装で乗り込み、クリスティーンを奪い返す。教会に難を逃れたジェリコだが、サタンはついに真の姿を現してジェリコに迫り、彼に憑依してクリスティーンを組み敷く。だが、ジェリコは我が身を犠牲にすることでクリスティーンと世界を救うのだった。
シュワちゃんが元刑事のボディーガードを演じ、ミレニアムの大晦日の夜に悪魔の子を孕む定めを負った女の子を守るために悪魔と戦うというストーリー。いつもはデカい銃でバッタバッタと敵を倒すシュワちゃんだが、悪魔が相手だと調子が出ず吹っ飛ばされたり、ボコボコにされるシーンが多くスカッとしないし、悪魔に誘惑されたり酒に溺れる葛藤が、辛気臭い感じ。ガブリエル・バーン演じる悪魔は、スーツをパリッと着こなして、女たちとやりたい放題で、シュワちゃんよりカッコいい感じ。聖書を巧みにアクション映画に取り入れている映画なら、「コンスタンティン」の方が面白かった。このあたりからシュワちゃんが迷走を始めた映画。
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