BK477

ビバリーヒルズ・コップ3のBK477のレビュー・感想・評価

ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)
3.7
「ディズニーランドでドンパチ!」という一本槍の、90年代にしては野心的な作品。

実際のビバリーヒルズと同じロス市内にあるのはユニバーサル・スタジオのようだが劇中のワンダー・ワールドはカートゥーンのマスコットがたくさん歩いてたり、創設者の感じなんかも、どう見たってディズニーwww

でも本作の制作はディズニーでもユニバーサルでもなく、
パラマウント笑

訴えられないように、絶妙にユニバーサルっぽいアトラクションなんかも盛り込んだり、脚本もテーマパーク側に配慮している。
これをやりきっただけでも凄いんだけど、興行は振るわず。

この原因は、アイディア一発勝負故か、けっこう粗の目立つ脚本にあると感じる。 冒頭から犯罪者がいきなりテーマパークにつながる証拠を現場に残したり、いきなり園内で(従業員用区間とはいえ)発砲したりと「そんなわけあるかw」というツッコミ所が多すぎる。

また、セルジュの銃(アニヒレーター2000)の強烈なインパクトとは裏腹に、登場シーンはわずかしかない。
この映画を見た人の記憶に残るのは、やっぱりランド内でのドンパチと、セルジュの銃のシーンだけではないか笑


余談1
割りと序盤の、観覧車みたいなところの超絶スタントシーンに驚愕。
あれ命綱あったのかな?全然見えない。 こんな映画でマジの命がけのスタントやっちゃあかんよwwwww 心臓キュッとなったわ

余談2
本作の架空銃「Annihilator2000」は、わずかな出番にも関わらずグリードの「M1L1トリプルパルス突撃銃」やフィフス・エレメントの「ZF1」に並んで、最も印象的な架空銃の一つだと思う。
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