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奇跡の海のNomのレビュー・感想・評価

奇跡の海(1996年製作の映画)
3.9
愛と善意と信仰。
形はないが素晴らしいモノ。
しかし過度な行いはマイナスに働く。

初期作でこのクオリティは化け物。ダンサーインザダークが大好きな人はしっかりとハマる作品。
ラース監督特有の撮影技法ドグマ95には正式には則っていないみたいですが、ドグマ95の規則に近い影響は多々見られる。そしてなにより音楽が素晴らしい。重々しい雰囲気からのバチッとDavid BowieのLife on mars?が流れるのヤバすぎる。悪趣味すぎるって🧚

エミリーワトソンの鬼気迫る演技は然り、ステラン・スカルスガルドの渋さも良き。
そして脇役で出演していたウド・キア。相変わらずの目力やばくて神。

隅から隅までラース監督らしい作品。
そしてしっかりと冷酷で容赦ない作品。
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