このレビューはネタバレを含みます
鐘の音…
ラース・フォン・トリアー監督
黄金の心3部作 1作目
1章〜7章+エピローグの全8章からなる作品だけど、毎回1章ずつしか観る気がしなくて、、
結局、観るのに8日間掛かった。
感想も、これまた難しい。
大まかなストーリーの流れは、ヨーロッパ3部作のときに比べわかりやすいのだが、キャラの心理とか背景という部分では理解が及ばなかったかも。
1つの作品としての完成度の高さや上手さは、素人ながらにも感じることはできたけど、シンプルに内容がハマらなかったのかな。
別に気持ち悪いとかまでは思わないけれど、主人公とその夫に感情移入が全然出来なかった。
1970年代のスコットランドという舞台設定で、宗教的要素が絡んできているのも原因の1つかもしれない。
前半の、とにかく夫を愛している部分は多分わかる。そこだけは。。
義姉でもある看護師のセリフに、病人の言うことには力がある〜的なやつがあったと思うが、まさにその通りだと言わんばかりの後半の展開。
自分が他の男と身体の関係を持てば、夫の病気が治るんだ!という、どこまでも盲目的で真っ直ぐな純粋な意思。
それが、まさに黄金の心だと捉えることができたのかもしれないけど、個人的にはただただ怖かった。
とりあえず、次の作品も観るけれど。
そういえば、初めて監督の普通のカラー作品を観たのか…