このレビューはネタバレを含みます
序盤からだいぶ全員が一生懸命に取り繕ってて、楽しいフリ、嬉しいフリをしてるのがしんどかったんだけどヤンの祈りとベスの祈りがどこまでもすれ違ってて限界を迎える頃にはもう本当にどうしようもない状況でかなり観るのがきつかった。たぶん今まで観た映画でいちばん悲しかった。
何かしてあげたいってベスの気持ちも解放してあげたいってヤンの気持ちもわかるからこそベスの精一杯さが痛々しかった 飲めないビールを無理してちびちび飲む姿でほんまに身体から力抜けた
ヤンにまた歩けるようになってほしいというベンの祈りが通じたのであれば、ベンを解放したいというヤンの祈りも届いたのかな
もう人間が最後に縋れるのは祈りと嘘しかないんだろうか
あのラストの意味をずっと考える