~さらにエスカレートする爆破と相棒漫才、熱量倍増の続編~
「バッドボーイズ2バッド」は、前作の好評を受けて制作された続編であり、引き続きマイケル・ベイ監督がメガホンを取っている。マイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス)が再びタッグを組み、今度はマイアミに流れ込む麻薬と犯罪組織の壊滅に挑む。アクションや爆発のスケールは前作を大きく上回り、車、建物、さらには道路そのものが派手に吹っ飛ぶさまは圧倒的迫力である。
相棒二人の掛け合いもパワーアップし、マーカスの家族問題やマイクの恋愛事情など、個人的なエピソードが過剰なまでに盛り込まれており、その分ストーリーはかなり長尺かつ詰め込み感が強い。一方で、マイケル・ベイの派手好き演出と二人の掛け合いが好みであれば、十分に楽しめるエンターテインメント作品と言える。
おすすめのシーンは、壮大なカーチェイスや銃撃戦の連続。建設現場や公道を巻き込む大騒ぎは、アクション映画ファンにとってはお祭り騒ぎのようだ。ただし、過激かつ無茶な描写が多いため、人によっては飽きるかもしれない。
前作と同様、ストーリーの深みは求めず、極上のアクションと相棒コメディを味わいたい人向けの作品である。