ThePassenger

銃殺のThePassengerのレビュー・感想・評価

銃殺(1964年製作の映画)
3.0
第一次大戦の最中、砲弾の飛び交う戦地にて問われる逃亡兵の罪。審判を下す者も、検察人も弁護人も全て同じ隊に属す上官たちによって行われる裁判は茶番劇に他ならず、その判決理由に至るまでのあらゆる不条理さこそが戦争の本質と言ってもいいだろう。真正面からではなくやや斜めの角度から戦争の意義に対して斬り込んでいく本作の描き方は、大島渚「戦場のメリークリスマス」とも通じ合う気がした (2024-20)
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